スーパーや直売所に並ぶとうもろこしを見ると、 黄色いものだけでなく、 白いものや黄色と白が混ざったものもあります。
さらに、 ポップコーンに使われるとうもろこしや、 おつまみでおなじみのジャイアントコーンなどもあり、 「とうもろこしにはどんな種類があるの?」 と気になる方もいるのではないでしょうか。
実はとうもろこしにはさまざまな種類があり、 粒の特徴や用途によって使い分けられています。
また、 普段茹でたり電子レンジで加熱したりして食べている スイートコーンにも、 黄色・白・バイカラーなどの違いがあり、 たくさんの品種があります。
この記事では、 とうもろこしの主な種類とスイートコーンの品種を中心に、 黄色・白・バイカラーの違い、 ポップコーン用のとうもろこしやジャイアントコーンについても 分かりやすく紹介します。
とうもろこしにはどんな種類がある?
ひとことで「とうもろこし」といっても、 すべてが同じ特徴を持っているわけではありません。
とうもろこしには、 粒の形や性質などによって、 スイートコーン、爆裂種、デント種、フリント種、ワキシー種などがあります。
私たちが日本で夏に茹でたり、 電子レンジで加熱したりして食べることが多いのは、 主にスイートコーンです。
一方、 ポップコーンには加熱すると粒が弾ける爆裂種、 飼料や加工原料にはデント種など、 それぞれの特徴に合った用途があります。

| 種類 | 主な特徴・用途 |
|---|---|
| スイートコーン | 甘みがあり、未熟な実を食用にする |
| 爆裂種 | 乾燥した粒を加熱すると弾け、ポップコーンになる |
| デント種 | 飼料や加工原料などに利用される |
| フリント種 | 粒の外側が硬い硬粒種 |
| ワキシー種 | もち性のあるでんぷんを持つ |
このほかにもさまざまなとうもろこしがあり、 粒の色も黄色や白だけではなく、 赤や紫などがあります。
とうもろこしの主な種類
スイートコーン|甘くてそのまま食べるとうもろこし
スイートコーンは、 とうもろこしの中でも甘みがあり、 未熟な実を食用にする種類です。
日本で「とうもろこし」としてスーパーや直売所に並び、 茹でたり電子レンジで加熱したりして食べているものの多くが スイートコーンです。
スイートコーンにも多くの品種があり、 粒の色によって、 黄色いイエロー系、 白いホワイト系、 黄色と白の粒が混ざったバイカラー系などがあります。
ポップコーン|加熱すると弾ける爆裂種
映画館やおやつでおなじみのポップコーンには、 爆裂種(ばくれつしゅ)と呼ばれるとうもろこしが使われます。
爆裂種は、 乾燥させた粒を加熱すると、 粒の中の水分が水蒸気となって圧力が高まり、 硬い外側が破れて大きく膨らみます。
そのため、 夏に食べる一般的なスイートコーンを乾燥させれば、 同じようなポップコーンになるというわけではありません。
デントコーン|飼料や加工原料などに使われる
デントコーンは、 主に家畜の飼料や加工原料などとして利用されるとうもろこしです。
成熟すると粒の上部がくぼみやすく、 その形からデントコーンと呼ばれています。
スーパーで夏に販売されているスイートコーンとは、 主な用途が異なります。
フリントコーン|硬い粒が特徴
フリントコーンは、 硬粒種(こうりゅうしゅ)とも呼ばれ、 粒の外側が硬いのが特徴です。
日本に古くから伝わったとうもろこしにも 硬粒種があり、 現在一般的に生食用として流通するスイートコーンとは 性質が異なります。
ワキシーコーン|もち性のあるとうもろこし
ワキシーコーンは、 もち性のあるでんぷんを持つとうもろこしです。
一般的なスイートコーンとはでんぷんの性質が異なり、 食品や加工原料などに利用されています。
ジャイアントコーン|大きな粒が特徴のとうもろこし
ここまで紹介した分類とは少し異なりますが、 おつまみなどで見かける ジャイアントコーンも、 とうもろこしの仲間です。
名前のとおり一粒一粒が大きく、 日本ではフライやローストしたものに 塩などで味付けしたおつまみとして 見かけることが多いでしょう。
日本で販売されているものには ペルー産の大粒のとうもろこしが多く見られ、 スイートコーンとは見た目や食感、 食べ方も大きく異なります。
ナッツのようなおつまみとして販売されることもありますが、 ジャイアントコーンはナッツではなく、とうもろこしです。
普段食べているとうもろこしはスイートコーン
ここまで紹介したように、 とうもろこしにはさまざまな種類があります。
その中で、 日本のスーパーや直売所などで 生のとうもろこしとして販売されているものの多くが スイートコーンです。
スイートコーンは、 成熟する前のやわらかい実を収穫して食べます。 甘みがあり、 茹でる、蒸す、電子レンジで加熱するなどして 楽しむことができます。
とうもろこしの基本的な調理方法については、 とうもろこしのおいしい食べ方|レンジ・茹でる・蒸す方法と朝採れ・栄養も紹介 で詳しく紹介しています。
生のとうもろこしは、 茹でたり電子レンジで加熱したりするだけでなく、 とうもろこしご飯にして楽しむのもおすすめです。 旬のとうもろこしを使った炊き方については、 とうもろこしご飯の作り方|生とうもろこしを芯ごと炊く簡単レシピ で詳しく紹介しています。
また、 スイートコーンの甘みを生かして コーンスープにするのもおすすめです。 生とうもろこしを使った基本の作り方や、 缶詰・冷凍コーンを使う方法については、 コーンスープの作り方|生とうもろこし・缶詰で簡単!濃厚ポタージュレシピ で詳しく紹介しています。
スイートコーンは色によって種類がある
スイートコーンを売り場で見比べてみると、 粒の色が違うことに気づきます。
大きく分けると、 黄色いイエロー系、白いホワイト系、 黄色と白が混ざったバイカラー系があります。

黄色いとうもろこし|イエロー系
粒が黄色いイエロー系は、 とうもろこしらしい鮮やかな色が特徴です。
代表的なものには、 ゴールドラッシュや味来(みらい)などがあります。
スーパーや直売所などでも 見かける機会の多いタイプです。
白いとうもろこし|ホワイト系
粒が白いホワイト系のスイートコーンもあります。
代表的なもののひとつが、 ピュアホワイトです。 白い粒と甘みが特徴で、 ホワイト系のとうもろこしとして知られています。
ただし、 白いとうもろこしだから必ず黄色いとうもろこしより甘い、 というわけではありません。
甘さや食感は、 色だけでなく品種や栽培条件、 収穫時期、鮮度などによっても異なります。
黄色と白が混ざったとうもろこし|バイカラー系
黄色い粒と白い粒が混ざっているのが、 バイカラー系のスイートコーンです。
1本のとうもろこしに黄色と白の粒が並び、 見た目にも特徴があります。
バイカラー系にもさまざまな品種があり、 甘みや粒皮のやわらかさ、 食感などは品種によって異なります。
人気のとうもろこし品種を紹介
スイートコーンには、 たくさんの品種があります。
品種によって、 粒の色や甘み、粒皮のやわらかさ、 食感、穂の大きさなどにそれぞれ特徴があります。
ここでは、 スーパーや直売所、お取り寄せなどで 見かけることのある代表的な品種やシリーズを紹介します。
| 品種・シリーズ | 色 | 主な特徴 |
|---|---|---|
| ゴールドラッシュ | 黄色 | 粒皮がやわらかく、甘みのある品種 |
| 味来(みらい) | 黄色など | 甘みとやわらかな粒皮が特徴 |
| 恵味(めぐみ) | 黄色など | 甘みがあり、食味のよい品種・シリーズ |
| ピュアホワイト | 白色 | 白い粒が特徴のホワイト系スイートコーン |
同じ品種やシリーズでも、 産地や栽培条件、収穫時期、 収穫してからの時間などによって味わいは変わります。
品種名だけでおいしさが決まるわけではないため、 購入するときは鮮度も合わせてチェックしてみましょう。
ゴールドラッシュ
ゴールドラッシュは、 鮮やかな黄色い粒が特徴のイエロー系スイートコーンです。
粒皮がやわらかく、 甘みがあり、 ジューシーな食感を楽しめます。
ゴールドラッシュには、 熟期や栽培特性の異なるシリーズ品種もあります。
各地で栽培されているため、 旬の時期にはスーパーや直売所などでも 見かけることがあるでしょう。
味来(みらい)
味来は、 甘みと粒皮のやわらかさが特徴の スイートコーンです。
「味来390」などがあり、 「味来」の名前が付いた複数の品種が販売されています。
売り場で味来を見かけたら、 詳しい品種名にも注目してみるとよいでしょう。
恵味(めぐみ)
恵味は、 甘みがあり、 食味のよいスイートコーンとして 各地で栽培されています。
「恵味」と名前の付くとうもろこしにも、 複数の品種やタイプがあります。
そのため、 購入するときは商品や品種ごとの説明も 確認してみるとよいでしょう。
ピュアホワイト
ピュアホワイトは、 白い粒が特徴のホワイト系スイートコーンです。
黄色いとうもろこしとは見た目が大きく異なり、 白いとうもろこしとして知られている品種のひとつです。
ただし、 白いとうもろこしだから必ず黄色いとうもろこしより甘い、 というわけではありません。
甘さや食感は、 品種だけでなく栽培条件や収穫時期、 鮮度などによっても変わります。
黄色・白・バイカラーで甘さや味は違う?
黄色いとうもろこしと白いとうもろこしを比べると、 「白いとうもろこしの方が甘いの?」 と気になることがあります。
しかし、 粒の色だけで甘さを判断することはできません。
とうもろこしの甘さや食感は、 品種の特徴だけでなく、 栽培条件や収穫時期、 収穫後の鮮度などによっても変わります。
そのため、 黄色・白・バイカラーのどれが一番甘いとは 一概にはいえません。
色だけで選ぶのではなく、 品種ごとの特徴を見ながら 食べ比べてみるのも楽しみ方のひとつです。
生で食べられるとうもろこしもある?
スイートコーンの中には、 生食できるとして販売されている品種や商品もあります。
粒皮がやわらかく甘みのあるとうもろこしの中には、 生でも食べられるとして 販売されるものがあります。
ただし、 白いとうもろこしだから生で食べられる、 朝採れだから生で食べられる、 というわけではありません。
生で食べたい場合は、 販売者や生産者が生食できると案内しているかを 確認してから食べるようにしましょう。
ポップコーンは普通のとうもろこしから作れる?
ポップコーンを見ると、 「普通のとうもろこしを乾燥させても作れるの?」 と思うかもしれません。
ポップコーンには、 主に爆裂種と呼ばれる ポップコーンに適したとうもろこしが使われます。
爆裂種の粒は外側が硬く、 内部に適度な水分を含んでいます。
乾燥した粒を加熱すると、 内部の水分が水蒸気になって圧力が高まり、 粒の外側が破れます。
そのとき中のでんぷん質が膨らみ、 白いポップコーンになります。
そのため、 スーパーなどで生の状態で販売されている 一般的なスイートコーンを乾燥させても、 同じようなポップコーンになるとは限りません。
自宅でポップコーンを作ってみたい場合は、 ポップコーン用の豆や電子レンジで作れる商品を利用すると手軽です。 おやつや映画を楽しむときにも便利です。
ジャイアントコーンは普通のとうもろこしと何が違う?
ジャイアントコーンは、 おつまみやミックスナッツなどに入っている 大きな粒でおなじみです。
ナッツのような見た目や食べ方をしますが、 ジャイアントコーンもとうもろこしの仲間です。
日本で夏に食べるスイートコーンと比べると 一粒一粒が大きく、 フライやローストなどの加工をして 食べることが多いのが特徴です。
日本で販売されているジャイアントコーンには、 ペルー産のものが多く見られます。
普段食べるスイートコーンとは 大きさも食感も大きく異なりますが、 どちらもとうもろこしです。
ジャイアントコーンを実際に食べてみたい方には、 香ばしく仕上げた塩味のジャイアントコーンもあります。 普段食べるスイートコーンとは違う、 カリッとした食感を楽しめます。
とうもろこしの種類についてよくある質問
とうもろこしで一番甘い品種は?
とうもろこしには甘みの強い品種がたくさんありますが、 特定のひとつを「一番甘い」と決めることは難しいでしょう。
甘さは品種だけでなく、 栽培条件や収穫時期、 鮮度などによっても変わります。
品種ごとの特徴を参考にしながら、 新鮮なものを選ぶのがおすすめです。
白いとうもろこしはなぜ白い?
とうもろこしの粒の色は、 品種が持つ遺伝的な特徴によって異なります。
ホワイト系のスイートコーンは、 黄色い色素が目立たない品種のため、 粒が白く見えます。
白いから未熟というわけではなく、 白い粒になる特徴を持ったとうもろこしです。
黄色と白が混ざったとうもろこしは何?
黄色い粒と白い粒が混ざったとうもろこしは、 バイカラー系のスイートコーンです。
1本の穂に黄色と白の粒が混ざって並ぶのが特徴で、 バイカラー系にもさまざまな品種があります。
ポップコーン用のとうもろこしはそのまま食べられる?
ポップコーン用として乾燥させた爆裂種は、 スイートコーンのように茹でて食べるための商品ではありません。
基本的には、 商品に表示されている方法に従って 加熱し、ポップコーンとして食べましょう。
ジャイアントコーンはナッツ?
いいえ。 ジャイアントコーンはナッツではなく、とうもろこしです。
ミックスナッツと一緒に入っていることもありますが、 大粒のとうもろこしを加工したものです。
とうもろこしは野菜?穀物?
とうもろこしは、 食べる状態や用途によって扱われ方が異なります。
日本で夏に食べる未熟なスイートコーンは、 日本食品標準成分表では野菜類に分類されています。
一方、 成熟させて乾燥したとうもろこしは、 穀物としてさまざまな食品や飼料などに利用されています。
まとめ|とうもろこしは種類によって特徴や用途が違う
とうもろこしには、 普段茹でたり電子レンジで加熱したりして食べるスイートコーンだけでなく、 さまざまな種類があります。
- 夏に食べるとうもろこしの多くはスイートコーン
- スイートコーンには黄色・白・バイカラーなどがある
- ゴールドラッシュや味来、恵味、ピュアホワイトなど多くの品種がある
- 粒の色だけで甘さが決まるわけではない
- ポップコーンには主に爆裂種が使われる
- ジャイアントコーンもナッツではなく、とうもろこしの仲間
同じとうもろこしでも、 種類や品種によって見た目や食感、 使われ方は大きく異なります。
スーパーや直売所でとうもろこしを見かけたら、 色だけでなく品種名にも注目して、 いろいろなとうもろこしを食べ比べてみてください。
すぐに食べないとうもろこしは、 とうもろこしの保存方法|冷蔵・冷凍・茹でた後の保存期間と長持ちさせるコツ も参考にしてみてください。


