旬のとうもろこしが手に入ったら、 できるだけおいしく食べたいですよね。
とうもろこしの旬は、 一般的に6月〜9月ごろで、 特に夏に多く出回ります。 産地や品種によって収穫時期は異なりますが、 旬の時期は新鮮でおいしいとうもろこしを楽しみやすい季節です。
とうもろこしは、 電子レンジで加熱する、鍋で茹でる、蒸すなど、 いくつかの方法で調理できます。
「レンジなら何分?」 「水から茹でる?沸騰してから?」 「茹でるのと蒸すのはどっちがいい?」 と迷うこともあるのではないでしょうか。
また、直売所などで見かける 「朝採れとうもろこし」や、 とうもろこしに含まれる栄養についても気になるところです。
さらに、普段は捨ててしまうことの多いひげも、 ひげ茶などに活用する方法があります。
この記事では、 とうもろこしのおいしい食べ方と基本の調理方法を中心に、 電子レンジ・茹でる・蒸す方法の違い、 朝採れとうもろこし、選び方、栄養、ひげの活用方法まで紹介します。
とうもろこしは新鮮なうちに食べるのがおすすめ
とうもろこしをおいしく食べるために大切なのが、 できるだけ新鮮なうちに調理することです。
収穫した後もとうもろこしは呼吸を続け、 時間が経つにつれて糖などを消費し、 水分も失われていきます。
購入した日に食べる場合は、 できるだけ早めに調理するとよいでしょう。
すぐに食べない場合は室温に置いたままにせず、 冷蔵または冷凍して保存します。
とうもろこしの保存方法や保存期間については、 とうもろこしの保存方法|冷蔵・冷凍・茹でた後の保存期間と長持ちさせるコツ で詳しく紹介しています。
とうもろこしのおいしい調理方法

とうもろこしの基本的な調理方法には、 電子レンジ・茹でる・蒸すなどがあります。
必要な時間や手軽さが異なるため、 調理する本数や使える調理器具に合わせて選びましょう。
電子レンジで加熱する方法
とうもろこしを1〜2本だけ手軽に調理したいときは、 電子レンジが便利です。
大きな鍋にお湯を沸かす必要がなく、 短時間で調理できます。
皮付きのとうもろこしなら、 皮を付けたまま電子レンジで加熱することもできます。
- 皮付きのとうもろこしを耐熱皿にのせる
- 600Wの電子レンジで1本あたり約5分を目安に加熱する
- 加熱後、根元を切り落とす
- やけどに注意しながら皮とひげを取り除く
600Wで約5分は1本の場合の目安です。 とうもろこしの大きさや電子レンジの機種によっても変わるため、 火の通り具合を確認し、 足りない場合は少しずつ追加加熱しましょう。
加熱後はとうもろこしや皮がとても熱くなっています。 取り出すときや皮をむくときは、 やけどに十分注意してください。
皮をむいたとうもろこしを電子レンジで加熱する場合は、 乾燥を防ぐためにラップで包んで調理します。
鍋で茹でる方法
鍋で茹でる方法は、 とうもろこしの定番の調理方法です。
大きな鍋があれば、 何本かまとめて調理したいときにも向いています。
- とうもろこしの外側の皮とひげを取り除く
- とうもろこしが入る大きさの鍋にたっぷりの水を入れて沸騰させる
- とうもろこしを入れ、3〜5分程度茹でる
- 火が通ったら鍋から取り出す
茹で方には、 水から茹でる方法と、沸騰したお湯から茹でる方法があります。
とうもろこしは水から茹でる?沸騰してから?
とうもろこしの茹で方を調べると、 水から茹でる方法と、 沸騰したお湯に入れる方法の両方を見かけます。
どちらの方法でも調理できるので、 作りやすい方法を選んで構いません。
沸騰したお湯に入れる場合は、 3〜5分程度をひとつの目安にします。
水から茹でる場合は、 とうもろこしを水に入れてから火にかけ、 沸騰してからさらに3〜5分程度加熱する方法があります。
大きさや品種、 好みのかたさによっても火の通り方は変わるため、 様子を見ながら加熱時間を調整しましょう。
蒸して加熱する方法
とうもろこしは、 蒸し器を使って蒸すこともできます。
茹でる方法とは違い、 たっぷりのお湯の中にとうもろこしを浸けず、 蒸気で加熱する方法です。
- 外側の皮とひげを取り除き、薄皮を数枚残す
- 蒸し器に湯を沸かす
- 蒸気がしっかり上がったら、とうもろこしを並べる
- ふたをして約10分を目安に蒸す
蒸し時間は約10分がひとつの目安です。 とうもろこしの大きさによっても変わるため、 火の通り具合を確認して調整しましょう。
蒸し器を持っていない場合は、 手持ちの鍋やフライパンにのせて使える ステンレス製の蒸しプレートも便利です。 とうもろこし以外の野菜や蒸し料理にも使えます。
レンジ・茹でる・蒸すならどれがおすすめ?
どの方法にするか迷ったら、 調理する本数や手軽さで選ぶと分かりやすいでしょう。
| 調理方法 | 時間の目安 | 特徴 | おすすめ |
|---|---|---|---|
| 電子レンジ | 600W・1本約5分 | 短時間で手軽 | 1〜2本を調理したい |
| 茹でる | 沸騰後3〜5分程度 | 定番で調理しやすい | 数本まとめて調理したい |
| 蒸す | 約10分 | 蒸気で加熱する | 蒸して仕上げたい |
とにかく手軽に食べたいなら電子レンジ、 何本かまとめて調理するなら鍋で茹でる方法が便利です。
蒸し器がある場合は、 蒸して仕上げる方法も選べます。
どれかひとつが正解というわけではないため、 その日の本数や使える調理器具に合わせて選んでみてください。
とうもろこしは、 茹でたり電子レンジで加熱したりしてそのまま食べるだけでなく、 とうもろこしご飯にして楽しむこともできます。 生のとうもろこしを芯ごと炊く作り方については、 とうもろこしご飯の作り方|生とうもろこしを芯ごと炊く簡単レシピ で詳しく紹介しています。
また、 とうもろこしの甘みを楽しみたいときは、 コーンスープにするのもおすすめです。 生とうもろこしを使った基本レシピから、 缶詰や冷凍コーンを使う方法まで、 コーンスープの作り方|生とうもろこし・缶詰で簡単!濃厚ポタージュレシピ で詳しく紹介しています。
朝採れとうもろこしが人気なのはなぜ?

直売所やお取り寄せなどで、 「朝採れとうもろこし」という表示を 見かけることがあります。
朝採れとうもろこしとは、 早朝に収穫されたとうもろこしのことです。 生産地によっては、 日が昇る前の深夜から早朝にかけて収穫することもあります。
とうもろこしは、 夜間に糖分が実に蓄えられることから、 早朝に収穫したとうもろこしは甘い といわれることがあります。
ただし、 収穫する時間帯による糖分の違いは、 品種や栽培条件などによっても異なります。 また、早朝は気温が低いため、 収穫後のとうもろこしの温度が上がりにくく、 鮮度を保ちやすいというメリットもあります。
とうもろこしは収穫後も呼吸を続け、 時間の経過とともに糖などを消費し、 水分も失われていきます。
そのため、 収穫してから食べるまでの時間が短いことは、 とうもろこしの新鮮なおいしさを楽しむうえで大切なポイントです。
朝採れとうもろこしの魅力は、 単に「朝に収穫したから」というだけでなく、 収穫からあまり時間が経っていない新鮮な状態で 手に入りやすいことにあります。
朝採れならできるだけ早めに食べよう
朝採れのとうもろこしが手に入ったら、 できるだけ新鮮なうちに調理して食べるのがおすすめです。
すぐに食べない場合は室温に置いたままにせず、 冷蔵庫へ入れましょう。 長く保存したい場合は、 新鮮なうちに冷凍しておく方法もあります。
冷蔵・冷凍方法については、 とうもろこしの保存方法 で詳しく紹介しています。
とうもろこしには、 黄色・白・バイカラーなどの違いがあり、 ゴールドラッシュや味来、ピュアホワイトなど さまざまな品種があります。 種類や品種の違いを詳しく知りたい方は、 とうもろこしの種類と品種|黄色・白・バイカラーの違いと人気品種を紹介 も参考にしてみてください。
おいしいとうもろこしの選び方
とうもろこしをおいしく食べるには、 調理方法だけでなく、 購入するときの選び方もポイントです。
皮の状態をチェックする
皮付きで販売されている場合は、 皮がみずみずしく、 乾燥しすぎていないものを選びましょう。
皮は乾燥を防ぐ役割もするため、 食べる直前まで付けておくのがおすすめです。
ひげが茶色くしっとりしているか見る
とうもろこしの先端から出ているひげも、 選ぶときの目安になります。
ひげが茶色く、しっとりしているものは、 食べ頃を見分けるひとつの目安です。
とうもろこしのひげは「絹糸(けんし)」とも呼ばれ、 一つひとつがとうもろこしの粒につながっています。
そのため、 ひげの本数と粒の数には関係があります。
持ったときの重さも目安に
同じくらいの大きさなら、 持ったときにずっしりと重みを感じるものを選ぶのも ひとつの目安です。
中を確認できる場合は、 粒がふっくらとしているかも見てみましょう。
とうもろこしに含まれる栄養
とうもろこしは甘みがあり、 主食のような食べ応えもある食材です。
生のスイートコーンには炭水化物をはじめ、 食物繊維、カリウム、ビタミンB1、葉酸などが含まれています。
日本食品標準成分表によると、 生のスイートコーン可食部100gあたりには、 食物繊維3.0g、カリウム290mg、 ビタミンB1 0.15mg、葉酸95μgが含まれています。
食物繊維も含まれている
とうもろこしの粒には、 食物繊維も含まれています。
粒を丸ごと食べられるため、 普段の食事にも取り入れやすいでしょう。
加熱したとうもろこしにも栄養は含まれる?
とうもろこしは加熱して食べることが多いですが、 茹でたり電子レンジで調理した後にも、 食物繊維やカリウム、ビタミン類などが含まれています。
調理方法によって成分値は変わるため、 栄養だけで調理方法を決めるのではなく、 好みや調理のしやすさに合わせて選ぶとよいでしょう。
とうもろこしは、 赤ちゃんの離乳食にも取り入れることができます。 離乳食を始める時期の目安や、 食べやすい状態、 コーンスープ・おかゆなどの作り方については、 とうもろこしの離乳食はいつから?コーンスープ・おかゆの作り方と冷凍保存 で詳しく紹介しています。
とうもろこしのひげは捨てずに活用できる

とうもろこしを調理するときに取り除くひげ。 そのまま捨ててしまうことが多い部分ですが、 活用する方法もあります。
代表的なのが、 とうもろこしのひげ茶です。
とうもろこしのひげ茶にする
新鮮できれいなとうもろこしのひげは、 よく洗って乾燥させ、 香ばしく煎ってからお茶として楽しむ方法があります。
- 新鮮できれいなひげを取り分ける
- よく洗い、水気をしっかり取る
- 十分に乾燥させる
- フライパンなどで焦がさないように煎る
- お湯を注いだり煮出したりして楽しむ
変色や傷み、カビなどが見られるひげは使わず、 新鮮で状態のよいものを使用しましょう。 乾燥させた後も、状態を確認してから利用してください。
香ばしい風味を楽しめるので、 とうもろこしをできるだけ無駄なく使いたいときに 試してみるのもよいでしょう。
とうもろこしのひげ茶にはさまざまな健康情報も見られますが、 ここでは特定の健康効果を目的とするのではなく、 ひげを楽しむ活用方法のひとつとして紹介しています。
ひげを料理に使う方法も
やわらかくきれいなひげなら、 細かく切って料理に加えるなど、 お茶以外に活用する方法もあります。
新鮮なとうもろこしが手に入ったときは、 粒だけでなくひげまで楽しんでみるのもよいでしょう。
とうもろこしのおいしい食べ方についてよくある質問
とうもろこしは皮付きのままレンジで加熱できる?
はい。 とうもろこしは皮付きのまま電子レンジで加熱できます。
1本なら600Wで約5分をひとつの目安にし、 大きさや電子レンジの機種に合わせて調整しましょう。
とうもろこしは何分茹でればいい?
沸騰したお湯に入れて茹でる場合は、 3〜5分程度がひとつの目安です。
とうもろこしの大きさや好みのかたさに合わせて、 加熱時間を調整しましょう。
とうもろこしは水から茹でてもいい?
はい。 水から火にかけて茹でる方法もあります。
水から茹でる場合は、 沸騰してからさらに3〜5分程度加熱する方法があります。
茹でるのとレンジはどっちがいい?
どちらでも調理できます。
1〜2本を手軽に調理したいなら電子レンジ、 何本かまとめて調理したいなら鍋で茹でるなど、 本数や調理のしやすさで選ぶとよいでしょう。
朝採れとうもろこしは生で食べられる?
とうもろこしの中には、 生食できるとして販売されている品種や商品もあります。
ただし、 朝採れだから必ず生で食べられるわけではありません。
生で食べたい場合は、 生食できると案内されている商品かどうかを確認しましょう。
とうもろこしは野菜?穀物?
とうもろこしは、 食べる状態や用途によって扱われ方が異なります。
日本で夏に食べることが多い未熟なスイートコーンは、 日本食品標準成分表では野菜類に分類されています。
一方、 成熟させて乾燥したとうもろこしは、 穀物として利用されています。
まとめ|とうもろこしは調理方法を選んで旬のおいしさを楽しもう
とうもろこしは、 電子レンジ・茹でる・蒸すなど、 さまざまな方法で調理できます。
- 1〜2本を手軽に調理するなら電子レンジ
- 数本まとめて調理するなら鍋で茹でる方法も便利
- 蒸し器なら約10分を目安に蒸す
- とうもろこしはできるだけ新鮮なうちに食べる
- すぐに食べない場合は冷蔵・冷凍する
- 食物繊維やカリウム、ビタミンB1、葉酸などが含まれている
- 新鮮なひげは、ひげ茶などに活用する方法もある
新鮮なとうもろこしが手に入ったら、 その日の本数や調理しやすさに合わせて方法を選び、 旬のおいしさを楽しんでみてください。
すぐに食べない分は早めに保存し、 新鮮なひげも上手に活用しながら、 とうもろこしを無駄なく楽しみましょう。


