梅仕事の定番といえば梅酒や梅シロップですが、実はもう一つ人気なのが「梅ジャム」です。
完熟梅の濃厚な甘酸っぱさはもちろん、青梅で作る爽やかなタイプも人気があります。
この記事では、初心者でも失敗しない梅ジャムの基本レシピに加え、「青梅ジャムの作り方」や「冷凍梅を使った簡単な方法」までわかりやすく解説します。
梅ジャムとは?
梅ジャムは、梅の果肉を砂糖と一緒に煮詰めて作る保存食です。
梅シロップとは違い果肉ごと使うため、とろっとした食感と濃厚な風味が楽しめます。
完熟梅なら甘くフルーティーに、青梅なら爽やかでキリッとした味わいになります。
梅ジャム作りに適した梅の種類
梅ジャムは梅の状態によって味わいが変わります。
- 完熟梅:甘みが強く、濃厚でフルーティー
- 青梅:酸味が強く、爽やかでさっぱり
- 冷凍梅:繊維が壊れて柔らかくなり、ジャムにしやすい
特に初心者には「冷凍梅」がとてもおすすめです(後ほど解説します)。
基本の梅ジャムレシピ(完熟梅)

材料
- 完熟梅:1kg
- 砂糖:500g〜700g(梅の50〜70%)
- 水:少量(焦げ防止用)
作り方
① 梅を洗う
やさしく水洗いし、水気を拭き取ります。
② ヘタを取る
竹串で丁寧に取り除きます。
③ 下ゆで(アク抜き)
鍋で5〜10分ほど軽くゆで、アクを取ります。
④種を取り除く
- 果肉の食感を残したい場合→包丁やヘラで、果肉を小さくします。
- 出来上がりをなめらかにしたい場合→裏ごし器とヘラを使って裏ごししてください。
⑤ 砂糖と煮る
果肉と砂糖を入れ、弱火でゆっくり煮詰めます。
※焦げ付きそうな場合は少量の水を入れてください。
⑥ とろみが出たら完成
冷めると固くなるので、ややゆるい状態で火を止めてください。
爽やかな青梅ジャムの作り方(さっぱり系)

青梅を使うと、酸味の効いた爽やかなジャムになります。酸味がほどよく、バゲットなど、パンとの相性も抜群です。
ポイント
- 完熟梅よりも酸味が強い
- すっきりした後味
- ヨーグルトや炭酸割りに最適
材料
- 青梅:1kg
- 砂糖:600g〜800g(梅の60〜80%)
- 水:少量(焦げ防止用)
作り方(青梅バージョン)
① 青梅を洗う
やさしく水洗いし、水気を拭き取ります。
②ヘタを取る
竹串で丁寧に取り除きます。
③下ゆで(アク抜き)
鍋で5〜10分ほど軽くゆで、アクを取ります。
④水にさらして1〜2時間置く(苦味軽減)
※苦味がお好きな方は省略してください。
⑤ 種を取り除く
- 果肉の食感を残したい場合→包丁やヘラで、果肉を小さくします。
- 出来上がりをなめらかにしたい場合→裏ごし器とヘラを使って裏ごししてください。
⑥砂糖と煮る
果肉と砂糖を入れ、弱火でゆっくり煮詰めます。
※焦げ付きそうな場合は少量の水を入れてください。
⑦とろみが出たら完成
冷めると固くなるので、ややゆるい状態で火を止めてください。
青梅ジャムは完熟梅よりも酸味が強いため、「さっぱり系のジャムが好きな人」に特におすすめです。
冷凍梅を使うとさらに簡単!時短!
実は梅ジャム作りで一番おすすめなのが「冷凍梅」です。
冷凍梅のメリット
- 繊維が壊れて柔らかくなる
- 種が外れやすい
- 煮る時間が短くて済む
- アクが出にくい
つまり、初心者でも失敗しにくい方法です。
(おすすめ!)冷凍梅でジャムを作る方法
下ごしらえした梅(完熟梅がおすすめ)を一度冷凍しておくと、簡単にジャムが作れます。(冷凍で約1ヵ月保存可能)
冷凍梅の使い方
① 梅を洗う
やさしく水洗いし、水気を拭き取ります。
②ヘタをとる
竹串で丁寧に取り除きます。
③ ジッパーなどに入れて丸ごと冷凍(1日以上)
※冷凍しておくと、好きなタイミングで作ることができるので便利です。
④ 作る時は、凍ったままの冷凍梅を鍋に入れて弱火で加熱
※焦げないように木ベラで混ぜながら、少しずつ解凍するように溶かしてください。
⑤種を取り除く
梅が柔らかくなってきたら、木ベラなどで種だけ取り除きます。(一旦火を止めても大丈夫です。)
⑥砂糖を加えて煮る
火を止めていた場合は再び弱火で火をつけ、砂糖を入れます。木ベラで混ぜ続け、アクが出たら取り除きましょう。
⑦とろみが出たら完成
失敗しないコツ
- 強火にしない(焦げ防止)
- アクはしっかり取る
- 冷めると固くなるので少しゆるめで止める
- 冷凍梅は特に時短でおすすめ
梅ジャムの保存方法
- 清潔な瓶に入れる
- 煮沸消毒を必ず行う
- 冷蔵で2〜3週間保存可能
- 長期保存は冷凍もOK
梅ジャムのおすすめの食べ方
- トーストに塗る
- ヨーグルトに混ぜる
- 炭酸水で割る
- チーズケーキのソース
- 肉料理のアクセント
梅シロップとの違い
- 梅シロップ:液体
- 梅ジャム:果肉
👉 梅シロップの作り方はこちら
よくある質問(FAQ)
梅ジャムにおすすめの砂糖の種類は?
梅ジャムには上白糖、グラニュー糖、氷砂糖、きび砂糖などが使えます。クセのない仕上がりを求めるなら上白糖やグラニュー糖がおすすめです。きび砂糖を使うとコクのある風味になり、色もやや濃く仕上がります。
梅ジャムははちみつでも作れますか?
はちみつでも作れます。ただし砂糖のみで作る場合に比べて保存性が低くなるため、冷蔵保存し早めに食べ切るようにしましょう。はちみつを使うと、やさしい甘さと風味が楽しめます。
梅ジャムは常温保存できますか?
未開封で脱気や殺菌処理を適切に行った場合は常温保存できることもありますが、家庭で作る梅ジャムは冷蔵保存がおすすめです。開封後は必ず冷蔵庫で保存してください。
梅ジャムの保存期間はどれくらいですか?
冷蔵保存の場合は2〜3週間程度が目安です。冷凍保存なら約1〜2か月保存できます。保存状態によって変わるため、異臭やカビが見られる場合は食べないようにしましょう。
冷凍梅でも梅ジャムは作れますか?
冷凍梅でも美味しい梅ジャムを作れます。冷凍することで梅の細胞が壊れ、果肉が柔らかくなるため、種が外れやすく煮る時間も短くなります。初心者にもおすすめの方法です。
青梅と完熟梅ではどちらが梅ジャムに向いていますか?
どちらでも作れますが、味わいが異なります。完熟梅は甘みと香りが強く、濃厚でフルーティーなジャムになります。青梅は酸味がしっかりしていて、爽やかでさっぱりした味わいに仕上がります。
梅ジャムが固まらないのはなぜですか?
煮詰め時間が不足している場合や、水分が多い場合に固まりにくくなります。ただし熱いうちはゆるく見えても、冷めるととろみが増すため、煮詰めすぎには注意しましょう。
まとめ
梅ジャムは、梅の種類や状態によって味わいが大きく変わる奥深い保存食です。
- 完熟梅 → 濃厚で甘い
- 青梅 → 爽やかでキリッと
- 冷凍梅 → 一番簡単で失敗しにくい
どの方法でも美味しく作れるので、自分の好みに合わせて楽しんでみてください。
私は完熟梅を毎年多めに購入しておき、小分けにして冷凍しています。下ゆでしなくていいので、近年は冷凍梅から作ることが多いです。また、好きなタイミングで作れるため、冷凍梅はとてもおすすめです。


