おせちの栗きんとんの作り方|さつまいもと栗の甘露煮で作る簡単レシピ

季節の手仕事

お正月のおせち料理に欠かせない、鮮やかな黄色の栗きんとん。
ほくほくとした栗と、なめらかでやさしい甘さのさつまいもが楽しめる、縁起のよい一品です。

「栗きんとんは栗の甘露煮を使えば簡単に作れる?」
「甘露煮のシロップはどれくらい入れる?」
「砂糖を入れなくても作れる?」
と迷うことはありませんか。

おせちの栗きんとんは、市販の栗の甘露煮でも、手作りの甘露煮でも作れます。
甘露煮のシロップを利用すれば、甘さやつやを調整しながら仕上げることができます。

この記事では、さつまいもと栗の甘露煮を使った基本レシピをはじめ、シロップや砂糖の量、なめらかに仕上げるコツ、保存方法まで詳しく紹介します。

おせちの栗きんとんとは?お正月に食べる意味

栗きんとんは、栗とさつまいもを甘く仕上げた料理で、おせち料理の定番のひとつです。

「きんとん」は漢字で「金団」と書き、黄金色の見た目から、金運や豊かさを願う縁起物として親しまれています。

おせち用の栗きんとんには、栗の甘露煮を使うのが一般的です。
すでにやわらかく煮てある栗を使うため、生栗の皮むきや下茹でをする手間がかかりません。

旬の生栗から作る方法は、生栗とさつまいもで作る栗きんとんのレシピで紹介しています。

おせちの栗きんとんの材料

栗の甘露煮とさつまいもを使った、基本の材料です。
甘露煮のシロップにも砂糖が含まれているため、追加する砂糖は味を見ながら調整してください。

材料(約4〜6人分)

  • さつまいも(皮付き)……500g
  • 栗の甘露煮……8〜10粒
  • 栗の甘露煮のシロップ……50〜100ml
  • 砂糖……0〜30g(甘さに応じて調整)
  • 塩……ひとつまみ
  • 水またはさつまいもの茹で汁……適量
  • くちなしの実……1個(好みで)

栗の甘露煮は、市販品でも手作りでも使えます。
シロップの甘さは商品や作り方によって異なるため、最初は50ml程度から加えるのがおすすめです。

栗の甘露煮を手作りしたい場合は、栗の甘露煮の作り方も参考にしてください。

さつまいもはどの品種がおすすめ?

おせちの栗きんとんには、加熱するとやわらかくなり、裏ごししやすいさつまいもが向いています。

  • 鳴門金時:黄色い果肉とほくほくした食感が特徴で、栗きんとんに使いやすい品種
  • 紅あずま:粉質でほくほくした食感があり、甘さを調整しやすい品種
  • 紅はるか:甘みが強く、しっとりとした仕上がりになりやすい品種
  • シルクスイート:なめらかな口当たりが特徴で、やわらかい仕上がりを好む場合におすすめ

鮮やかな黄色と栗きんとんらしい仕上がりを重視するなら、鳴門金時がおすすめです。
甘みの強い品種を使う場合は、シロップや砂糖の量を少なめから調整してください。

おせちの栗きんとんの作り方

さつまいもをやわらかく茹でて裏ごしし、栗の甘露煮と合わせて仕上げます。

① さつまいもの皮を厚めにむく

さつまいもはよく洗い、皮を厚めにむきます。
皮のすぐ内側には筋が多いため、厚めにむくことで、なめらかな栗きんとんに仕上がりやすくなります。

皮をむいたさつまいもは2〜3cm程度の輪切りにし、水に10〜15分ほどさらします。

水にさらした後は水気を切っておきます。

② さつまいもをやわらかく茹でる

鍋にさつまいもを入れ、かぶるくらいの水を加えます。

くちなしの実を使う場合は、軽く割ってお茶パックなどに入れ、一緒に加えてください。

中火にかけ、沸騰したら弱火にして15〜20分ほど茹でます。
竹串がすっと通るくらいまでやわらかくなったら火を止めます。

くちなしの実を取り出し、さつまいもをザルにあげます。
茹で汁は後で硬さを調整する際に使えるため、少量取り分けておきます。

③ さつまいもを裏ごしする

茹でたさつまいもは、熱いうちに裏ごし器で裏ごしします。

さつまいもが冷めると裏ごししにくくなるため、やわらかいうちに作業するのがポイントです。

裏ごし器がない場合は、マッシャーやフォークで丁寧につぶしても作れます。
ただし、繊維や粒感が残りやすいため、なめらかな仕上がりを目指す場合は裏ごしがおすすめです。

裏ごししてなめらかにしたさつまいもをガラスボウルに入れた様子

④ 甘露煮のシロップを加える

裏ごししたさつまいもを鍋に戻し、栗の甘露煮のシロップ50mlと塩ひとつまみを加えます。

木べらなどで全体を混ぜ合わせ、シロップをなじませます。

シロップは一度にすべて加えず、甘さや硬さを確認しながら少しずつ追加してください。

⑤ 甘さと硬さを調整する

弱火にかけ、木べらなどで鍋底からゆっくり混ぜながら、なめらかになるまで練ります。

甘さが足りない場合は砂糖を少しずつ加え、硬い場合は取り分けておいたさつまいもの茹で汁や水を少量ずつ加えて調整してください。

冷めると少し硬くなるため、やややわらかめに仕上げて火を止めます。

⑥ 栗の甘露煮を加えて仕上げる

火を止めたさつまいものあんに、汁気を軽く切った栗の甘露煮を加えます。

栗の形を崩さないように、木べらでやさしく混ぜ合わせます。
全体になじんだら、粗熱を取って完成です。

器に盛り付ければ、黄金色のさつまいものあんと、つややかな栗が楽しめるおせちの栗きんとんに仕上がります。

なめらかなさつまいものあんに栗の甘露煮を加え、木べらで混ぜ合わせている様子

おせちの栗きんとんをおいしく作るコツ

さつまいもは熱いうちに裏ごしする

なめらかな栗きんとんに仕上げるには、さつまいもを熱いうちに裏ごしするのがポイントです。

裏ごしすることで筋や繊維を取り除きやすくなり、口当たりのよいさつまいものあんになります。

なめらかさを重視する場合は、目の細かいステンレス製の裏ごし器があると便利です。

シロップと砂糖は少しずつ加える

栗の甘露煮のシロップには砂糖が含まれているため、最初から砂糖を加える必要はありません。

まずはシロップ50mlから加え、甘さや硬さを確認しながら調整してください。
シロップだけで十分な甘さになる場合は、追加の砂糖を入れなくても作れます。

甘さが足りない場合は、砂糖を少しずつ加えて好みの味に整えます。

くちなしの実で鮮やかな黄色に仕上げる

おせちの栗きんとんは、鮮やかな黄金色も魅力のひとつです。

くちなしの実を使う場合は、さつまいもを茹でるときに加えることで、黄色を鮮やかに仕上げられます。

ただし、くちなしの実は必須ではありません。
使わなくても、さつまいも本来の自然な色合いで作れます。

栗の甘露煮は火を止めてから加える

栗の甘露煮はすでに加熱されているため、さつまいものあんと一緒に長く煮込む必要はありません。

さつまいものあんを仕上げて火を止めてから栗を加えると、栗が崩れにくく、きれいな形を残せます。

栗の甘露煮は市販品と手作りのどちらでも使える?

おせちの栗きんとんは、市販の栗の甘露煮でも、手作りの栗の甘露煮でも作れます。

市販品は栗の下処理が不要で、手軽に作れるのがメリットです。
手作りの甘露煮を使えば、栗の甘さや風味を好みに合わせて調整できます。

どちらを使う場合も、シロップの甘さを確認しながら砂糖の量を調整してください。

生栗から甘露煮を作る場合は、栗の茹で方・皮のむき方と、栗の甘露煮の基本レシピも参考にしてください。

おせちの栗きんとんの保存方法と日持ち

手作りの栗きんとんは、冷蔵・冷凍保存ができます。
砂糖の量や調理時の衛生状態によって保存できる期間が変わるため、常温保存は避けてください。

冷蔵保存|目安は2〜3日

完成した栗きんとんは、粗熱を取って清潔な密閉容器に入れ、速やかに冷蔵庫で保存します。

冷蔵保存の目安は2〜3日程度です。
お正月に食べる場合は、前日などに作って冷蔵保存し、早めに食べ切ってください。

冷凍保存|目安は2〜3週間

すぐに食べ切れない場合は、冷凍保存もできます。

1回分ずつ小分けにしてラップで包み、冷凍用保存袋に入れて空気を抜き、冷凍庫で保存してください。

おいしく食べるための冷凍保存の目安は2〜3週間程度です。
冷凍中に乾燥したり、解凍後に食感が変わったりすることがあります。

冷凍した栗きんとんの解凍方法

冷凍した栗きんとんは、冷蔵庫に移してゆっくり解凍します。

解凍後に水分が分離した場合は、清潔なスプーンなどで軽く混ぜてください。

一度解凍したものは再冷凍せず、早めに食べ切るようにします。

おせちの栗きんとんのよくある質問

栗きんとんに砂糖を入れなくても作れる?

栗の甘露煮のシロップだけで十分な甘さになる場合は、追加の砂糖を入れなくても作れます。

ただし、シロップの甘さは商品や作り方によって異なります。
味を確認しながら、必要に応じて砂糖を加えてください。

栗きんとんが硬くなった場合は?

さつまいものあんが硬くなった場合は、少量の水を加えて弱火で温め直し、硬さを調整できます。

水分を一度に加えるとゆるくなりすぎるため、少しずつ加えて様子を見てください。

栗きんとんがゆるい場合は?

水分が多くゆるい場合は、弱火でゆっくり加熱し、木べらで混ぜながら余分な水分を飛ばします。

冷めると少し硬くなるため、煮詰めすぎないように注意してください。

栗きんとんは前日に作っても大丈夫?

おせちの栗きんとんは、前日に作って冷蔵保存することもできます。

完成後は粗熱を取り、清潔な密閉容器に入れて速やかに冷蔵庫へ移してください。
食べるときは清潔な器具で取り分け、長時間常温に置かないようにします。

生栗からでもおせちの栗きんとんは作れる?

生栗からでもおせちの栗きんとんを作れます。
生栗の鬼皮と渋皮をむき、砂糖で煮て甘露煮にしてから、さつまいものあんと合わせます。

生栗から甘露煮を作りたい場合は、栗の甘露煮の作り方を参考にしてください。

また、甘露煮にせず、茹でた生栗を使う方法もあります。
詳しくは、生栗とさつまいもで作る栗きんとんで紹介しています。

まとめ|栗の甘露煮でおせちの栗きんとんを手作りしよう

おせちの栗きんとんは、さつまいもと栗の甘露煮を使えば、家庭でも手作りできます。

甘露煮のシロップを利用すれば、追加する砂糖の量を調整しながら、好みの甘さに仕上げられます。

さつまいもを熱いうちに裏ごしし、弱火でなめらかに練ってから火を止め、最後に栗の甘露煮を加えるのがポイントです。

栗の甘露煮を手作りする場合は、栗の甘露煮の作り方も参考にしてください。
黄金色の栗きんとんを、お正月の食卓で楽しんでください。

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