秋になると食べたくなる、ほくほくとした栗ご飯。
旬の生栗を使えば、栗本来のやさしい甘みと香りを楽しめる、季節感たっぷりの炊き込みご飯になります。
「栗ご飯は2合なら栗をどれぐらい使う?」
「栗は茹でてから入れる?」
「栗ご飯の味付けは酒と塩だけでいい?」
と迷うことはありませんか。
栗ご飯は、生栗の鬼皮と渋皮をむけば、炊飯器で手軽に作ることができます。
栗をあらかじめ茹でる必要はなく、お米と一緒に炊くだけで、ほくほくとした食感に仕上がります。
この記事では、炊飯器で作る基本の栗ご飯のレシピをはじめ、2合・3合の材料の分量、生栗の下ごしらえ、おいしく炊くコツ、アレンジレシピや保存方法まで詳しく紹介します。
栗ご飯の基本の作り方|炊飯器で簡単
栗ご飯は、生栗を使うことで、栗の自然な甘みや香りを楽しめます。
基本の味付けは酒と塩だけ。
栗の風味を生かした、シンプルで飽きのこない栗ご飯に仕上がります。
材料(米2合分)
- 米:2合
- 生栗(鬼皮・渋皮をむいたもの):200g程度
- 酒:大さじ1
- 塩:小さじ1弱
- 水:炊飯器の2合の目盛りまで
栗の大きさや皮をむいた後の重量には差があるため、皮をむいた状態で200g程度を目安にしてください。
栗をたっぷり楽しみたい場合は、好みに合わせて量を調整してください。
栗ご飯の下ごしらえ
- 栗を洗い、表面の汚れを落とします。
- 栗をぬるま湯に20〜30分ほど浸し、鬼皮をむきやすくします。硬い場合は、浸す時間を延ばしてください。
- 栗の底の硬い部分から包丁で鬼皮をむきます。
- 続けて渋皮をむき、変色を防ぐために水にさらします。
- 炊飯する前に水気を切り、大きい栗は半分に切ります。
栗の皮は硬く、包丁が滑りやすいため、手元に十分注意して作業してください。
栗の鬼皮・渋皮のむき方や、皮をむきやすくする下処理については、こちらの記事で詳しく紹介しています。
関連記事: 栗の茹で方と皮のむき方|下処理のコツを詳しく解説

炊飯器での炊き方
- 米を研ぎ、30分ほど浸水させてからザルにあげ、水気を切ります。
- 炊飯器の内釜に米を入れ、酒と塩を加えます。
- 水を2合の目盛りまで注ぎ、軽く混ぜて調味料をなじませます。
- 下ごしらえした生栗を米の上に均等に並べます。
- 栗を入れた後は混ぜず、炊飯器の取扱説明書に従い、炊き込みご飯に適したモードで炊きます。
- 炊き上がったら栗を崩さないように底からやさしく混ぜ、器に盛り付けます。
炊飯前は、下ごしらえした生栗を米の上に並べた状態です。

炊き上がると、栗はほくほくとやわらかくなり、ご飯もふっくらと仕上がります。

栗ご飯の栗は茹でる?生のまま使える?
栗ご飯を作るときに迷いやすいのが、栗を茹でてから使うのか、生のまま使うのかという点です。
生栗は茹でずに炊いても大丈夫?
栗ご飯に使う生栗は、基本的に茹でる必要はありません。
鬼皮と渋皮をむいた生栗を、お米と一緒に炊飯器で炊けば、栗にも火が通り、ほくほくとした食感に仕上がります。
生栗から炊くことで、栗の風味がご飯にも移り、秋らしい味わいを楽しめます。
栗の鬼皮・渋皮のむき方
栗には外側の硬い鬼皮と、その内側に薄い渋皮があります。
一般的な栗ご飯では、両方の皮をむいてから使います。
鬼皮はぬるま湯に浸してやわらかくすると、比較的むきやすくなります。
渋皮は包丁で薄くむき、むいた栗は水にさらして変色を防ぎます。
栗の皮が硬くてむきにくい場合は、下処理の方法を工夫すると作業しやすくなります。
鬼皮・渋皮の詳しいむき方については、栗の茹で方と皮のむき方の記事も参考にしてください。
茹で栗でも栗ご飯は作れる?
茹で栗を使っても栗ご飯を作ることができます。
ただし、すでに火が通っている栗は、生栗よりも崩れやすいため注意が必要です。
茹で栗を使う場合は、米を調味料と一緒に炊き、炊き上がってから栗を加えてやさしく混ぜると、形を残しやすくなります。
栗ご飯の2合・3合の分量と栗の量
栗ご飯は、お米の量に合わせて栗や調味料の分量を調整します。
2合・3合それぞれの基本的な分量をまとめました。
| 材料 | 2合 | 3合 |
|---|---|---|
| 米 | 2合 | 3合 |
| 生栗(皮をむいたもの) | 200g | 300g |
| 酒 | 大さじ1 | 大さじ1と1/2 |
| 塩 | 小さじ1弱 | 小さじ1と1/4程度 |
| 水 | 2合の目盛りまで | 3合の目盛りまで |
水は酒を加えた状態で、炊飯器の目盛りまで注ぎます。
栗の量は目安なので、好みに合わせて調整できます。
ただし、栗を多く入れすぎると炊飯器の容量を超える場合があるため、取扱説明書に記載された炊き込みご飯の最大量を確認してください。
栗ご飯をおいしく炊くコツ
栗は大きめに切ってほくほく感を残す
栗ご飯の魅力は、栗のほくほくとした食感です。
栗を細かく切ると炊飯中に崩れやすくなるため、大きめに切るか、丸ごと使うのがおすすめです。
栗を入れたら混ぜずに炊く
炊飯前に米と調味料を混ぜたら、栗を上に並べ、そのまま炊飯します。
栗を米の中に混ぜ込まずに炊くことで、炊きムラを抑え、栗の形も残しやすくなります。
栗ご飯にだしやしょうゆは必要?
栗ご飯は、酒と塩だけでも十分おいしく作れます。
栗本来の甘みや香りを楽しみたい場合は、シンプルな味付けがおすすめです。
一方、だしやしょうゆを少量加えると、風味のある炊き込みご飯に仕上がります。
好みに合わせて味付けを変えてみてください。
栗ご飯のアレンジレシピ
基本の栗ご飯に少し手を加えると、違った味わいや食感を楽しめます。
もち米入りの栗ご飯
白米の一部をもち米に置き換えると、もちもちとした食感の栗ご飯になります。
米2合分なら、白米1合ともち米1合、皮をむいた生栗200g程度を使います。
酒大さじ1と塩小さじ1弱を加え、炊飯器に適した水加減で炊きます。
米ともち米を洗って浸水させたら、調味料と水を加え、下ごしらえした栗を上に並べて炊飯してください。
もち米を加えると水加減や炊飯モードが異なる場合があるため、使用する炊飯器の取扱説明書を確認してください。
栗のほくほく感ともち米のもちもち感がよく合い、おこわのような味わいを楽しめます。
白だしで作る栗ご飯
酒と塩の代わりに白だしを使うと、だしのうまみが加わった栗ご飯になります。
白だしは商品によって塩分濃度が異なるため、表示されている炊き込みご飯の使用量を参考に調整してください。
白だしを加えた後に水を目盛りまで注ぎ、栗をのせて炊きます。
きのこ入り栗ご飯
しめじやまいたけなどのきのこを加えると、秋らしい香りとうまみが広がる栗ご飯になります。
きのこは石づきを取り、食べやすい大きさにほぐしてから栗と一緒にのせて炊きます。
きのこから水分が出るため、加える量は控えめにし、炊飯器の炊き込みご飯の容量を守ってください。
栗ご飯の保存方法と温め直し
栗ご飯は炊きたてがおいしい料理ですが、食べきれない場合は適切に保存することで、後日も楽しめます。
栗ご飯は冷蔵保存できる?
栗ご飯は冷蔵保存もできますが、ご飯が硬くなりやすいため、長期保存には向いていません。
冷蔵する場合は、清潔な容器に小分けし、速やかに冷まして冷蔵庫に入れ、翌日を目安に食べきるのがおすすめです。
炊き上がったご飯を室温で長時間放置すると、食中毒の原因になることがあるため注意してください。
冷凍保存の方法と保存期間
栗ご飯をすぐに食べない場合は、冷凍保存がおすすめです。
- 炊き上がった栗ご飯を1食分ずつ小分けにします。
- 温かいうちにラップで平たく包みます。
- 粗熱を手早く取り、冷凍用保存袋に入れます。
- できるだけ空気を抜き、冷凍庫で保存します。
家庭で冷凍した栗ご飯は、2〜3週間程度をおいしく食べる目安とし、なるべく早めに食べきりましょう。
保存期間は冷凍庫の温度や保存状態によって変わります。
異臭や変色など、傷みが疑われる場合は食べないでください。
冷凍ご飯の保存には専用容器も便利
栗ご飯を小分けにして冷凍するなら、ご飯専用の冷凍保存容器を使う方法もあります。
マーナの「極 冷凍ごはん容器」は、冷凍したご飯を容器のまま電子レンジで温められるため、ラップを使わずに保存したい場合にも便利です。
栗が大きい場合は、容器に無理なく収まるように入れ、詰め込みすぎないようにしてください。
冷凍した栗ご飯のおいしい温め方
冷凍した栗ご飯は、自然解凍せず、凍ったまま電子レンジで温めます。
ラップで保存した場合は、電子レンジ対応の器に移し、ふんわりラップをかけて中心までしっかり温めてください。
冷凍ご飯専用容器を使用する場合は、商品の説明書に従って加熱します。
加熱ムラがある場合は、一度取り出して軽くほぐし、追加で加熱してください。
栗ご飯のよくある質問
栗ご飯の栗は何個くらい必要?
米2合に対して、皮をむいた栗200g程度が目安です。
栗の大きさによって必要な個数は異なるため、皮をむいた後の重量を目安に用意してください。
栗ご飯は冷凍栗でも作れる?
皮をむいた生栗を冷凍したものなら、基本的に解凍せずに炊飯器に入れて使えます。
ただし、市販の冷凍栗は加熱済みの商品もあるため、商品の表示に従って使用してください。
栗ご飯にもち米は必ず必要?
もち米は必ずしも必要ありません。
白米だけでもふっくらとした栗ご飯を作れます。
もちもちとした食感が好きな場合は、白米の一部をもち米に置き換えてください。
栗ご飯の栗が硬いときはどうする?
栗が硬い場合は、加熱が十分でない可能性があります。
栗だけを取り出し、耐熱容器に少量の水と一緒に入れてふんわりラップをかけ、電子レンジで様子を見ながら追加加熱してください。
大きな栗を丸ごと使う場合は火が通るまで時間がかかることもあるため、心配な場合は半分に切ってから炊いてください。
まとめ|生栗を使った栗ご飯で秋の味覚を楽しもう
栗ご飯は、生栗の鬼皮と渋皮をむけば、炊飯器で手軽に作れる秋の定番料理です。
酒と塩だけのシンプルな味付けなら、栗本来の甘みやほくほくとした食感を楽しめます。
白米だけで作るのはもちろん、もち米やきのこを加えるなど、好みに合わせてアレンジできるのも魅力です。
旬の栗が手に入ったら、炊飯器で手軽に作れる栗ご飯で、秋ならではの味わいを楽しんでください。

