葉しょうがと新生姜の違いは?特徴・旬・食べ方を比較

季節の手仕事

葉しょうがと新生姜は、どちらも初夏から夏にかけて店頭に並ぶため、「何が違うの?」「同じしょうがなの?」と迷う方も多いのではないでしょうか。

どちらも若いしょうがですが、収穫方法や見た目、辛み、向いている料理には違いがあります。葉しょうがは生で食べやすく、新生姜は甘酢漬け(ガリ)やシロップなどの保存食作りに向いています。

この記事では、葉しょうがと新生姜の違いを比較しながら、それぞれの特徴や旬、食べ方、選び方をわかりやすく解説します。

葉しょうが全般について知りたい方は、関連記事の葉しょうがとは?新生姜との違いや旬・食べ方・保存方法を解説もあわせてご覧ください。

葉しょうがと新生姜の違いを比較

まずは、葉しょうがと新生姜の違いを一覧で比較してみましょう。

比較項目葉しょうが新生姜
収穫方法葉付きのまま若採り若い根茎を収穫したもの
見た目葉が付いている根のみ
5〜7月頃5〜8月頃
辛み控えめやや強い
香り爽やか爽やかで豊か
おすすめ料理味噌・肉巻き・天ぷらガリ・シロップ・ジャム・クラフトコーラ

どちらも若いしょうがですが、「そのまま味わう葉しょうが」と「保存食や料理に使う新生姜」という違いがあります。

葉しょうがとは?

葉しょうが全体の写真

葉しょうがは、葉が付いたまま若いうちに収穫したしょうがです。

根の部分は小ぶりですが、水分が多く、辛みがやさしいため、生のまま味噌を付けて食べるのが定番です。

居酒屋や夏祭りなどで見かけることも多く、初夏から夏を代表する旬の食材として親しまれています。

葉しょうがの旬や選び方、保存方法について詳しく知りたい方は、葉しょうがとは?をご覧ください。

また、味噌添え以外の食べ方を知りたい方は、葉しょうがのおいしい食べ方7選もおすすめです。

新生姜とは?

新生姜

新生姜は、その年に収穫された若いしょうがです。

皮が薄く、白色から淡いピンク色をしており、水分が多く香りが豊かなことから、甘酢漬け(ガリ)やシロップ、ジャムなどの保存食作りによく使われます。

加熱しても爽やかな香りが残るため、炊き込みご飯や佃煮、クラフトコーラなど幅広い料理にも活用されています。

基本のレシピはこちらをご覧ください。

収穫方法の違い

葉しょうがと新生姜は、どちらも若いしょうがですが、収穫方法が異なります。

葉しょうがは、葉が付いたまま早い時期に収穫します。そのため根はまだ小さく、やわらかくて辛みも控えめです。

一方、新生姜は地下の根茎を大きく育ててから収穫するため、葉は付けずに根だけが販売されます。

この収穫時期や育て方の違いが、食感や用途の違いにつながっています。

見た目の違い

もっともわかりやすい違いは見た目です。

  • 葉しょうが:長い葉が付いている
  • 新生姜:葉はなく、根だけで販売される

また、葉しょうがの根は細長く小ぶりですが、新生姜は丸みがあり、料理や保存食に使いやすい大きさまで育っています。

なお、「はじかみ生姜」は葉しょうがと似ていますが、地域によって呼び方や意味が異なることがあります。違いについては、はじかみ生姜とは?で詳しく解説しています。

また、「はじかみ生姜」と「みょうが」の違いが気になる方は、はじかみ生姜とみょうがの違いも参考にしてください。

旬の違い

葉しょうがと新生姜はどちらも初夏から夏に旬を迎えますが、店頭に並ぶ時期には少し違いがあります。

種類旬の時期
新生姜5〜8月頃
葉しょうが5〜7月頃

新生姜は5月頃からスーパーに並び始め、甘酢漬けやシロップ作りの季節を知らせてくれます。

一方、葉しょうがは5月頃から出回り始め、6月頃から店頭で見かける機会が増えます。夏の食卓や居酒屋の定番としても親しまれています。

どちらも旬の時期に購入すると、香りが良く、みずみずしい状態で楽しめます。

味・香り・食感の違い

見た目だけでなく、味わいにも大きな違いがあります。

比較項目葉しょうが新生姜
辛み控えめやや強い
香り爽やか豊かで華やか
食感シャキシャキみずみずしい
生食
加熱料理

葉しょうがは辛みが穏やかなため、生のまま味噌を付けるだけでもおいしく食べられます。

新生姜は爽やかな香りが強く、加熱しても風味が残るため、保存食や料理に幅広く利用されています。

おすすめの食べ方の違い

葉しょうがと新生姜は、それぞれ向いている料理が異なります。

料理葉しょうが新生姜
味噌を付けて食べる
肉巻き
天ぷら
甘酢漬け(ガリ)
シロップ×
ジャム×
クラフトコーラ×

葉しょうがは、そのまま味わう料理との相性が良く、味噌添えや肉巻き、天ぷらなどがおすすめです。

詳しいレシピは、葉しょうがのおいしい食べ方7選で紹介しています。

一方、新生姜は保存食作りとの相性が抜群です。

さらに、作った後もさまざまな料理に活用できます。

葉しょうがは新生姜の代わりになる?

料理によっては代用できますが、すべての料理で置き換えられるわけではありません。

料理代用しやすさ
肉巻き
炒め物
天ぷら
甘酢漬け(ガリ)
シロップ×
ジャム×
クラフトコーラ×

葉しょうがは根が小さく繊維の状態も異なるため、シロップやジャムなど保存食作りには向いていません。

一方で、肉巻きや炒め物などでは代用できる場合もありますが、それぞれの特徴を生かした料理に使い分けるのがおすすめです。

葉しょうががおすすめの人

葉しょうがは、みずみずしい食感や爽やかな辛みをそのまま楽しみたい方におすすめです。

  • 生で食べられるしょうがを探している
  • お酒のおつまみを作りたい
  • 夏らしい旬の味を楽しみたい
  • 味噌を付けて手軽に食べたい
  • 肉巻きや天ぷらを作りたい

葉しょうがのおすすめレシピは、葉しょうがのおいしい食べ方7選で詳しく紹介しています。

新生姜がおすすめの人

新生姜は、旬の時期に保存食を作りたい方や、料理に幅広く活用したい方におすすめです。

  • ガリを手作りしたい
  • シロップを作りたい
  • ジャムを作りたい
  • クラフトコーラに挑戦したい
  • 作った後も料理に活用したい

基本レシピはこちらからご覧いただけます。

なお、葉しょうがと似た食材として「はじかみ生姜」や「みょうが」があります。それぞれの違いについて詳しく知りたい方は、関連記事のはじかみ生姜と葉しょうがの違いはじかみ生姜とみょうがの違いをご覧ください。

葉しょうが・新生姜・谷中しょうがの違い

葉しょうがと新生姜に加えて、よく似た食材に「谷中しょうが」があります。

谷中しょうがも葉しょうがの一種として扱われることが多く、葉付きで販売され、生のまま味噌を付けて食べるのが定番です。

比較項目葉しょうが谷中しょうが新生姜
見た目葉付き葉付き根のみ
根の大きさ小ぶり細長く小ぶり大きめ
辛み控えめ控えめやや強い
5〜7月頃6〜7月頃5〜8月頃
主な食べ方味噌・肉巻き・天ぷら味噌・生食ガリ・シロップ・ジャム

葉しょうがと谷中しょうがは似ていますが、谷中しょうがは東京の谷中周辺で親しまれてきた葉しょうがとして知られています。

詳しい違いは、「葉しょうがと谷中しょうがの違い」で紹介します。

どれを選べばいい?用途別の選び方

葉しょうが・新生姜選び方チャート

葉しょうがと新生姜で迷ったときは、作りたい料理に合わせて選ぶのがおすすめです。

目的おすすめ
生で味噌を付けて食べたい葉しょうが
お酒のおつまみを作りたい葉しょうが
肉巻きや天ぷらにしたい葉しょうが
甘酢漬け(ガリ)を作りたい新生姜
シロップを作りたい新生姜
ジャムを作りたい新生姜
クラフトコーラを作りたい新生姜

そのまま食べるなら葉しょうが、保存食やアレンジレシピに使うなら新生姜を選ぶと失敗しにくいです。

スーパーでの見分け方

店頭で迷ったときは、葉の有無と根の大きさを見ると見分けやすくなります。

見分けるポイント葉しょうが新生姜
付いている付いていない
根の大きさ小さめ大きめ
細長い丸みがある
白〜淡いピンク白〜淡いピンク
売り場での表示葉しょうが・谷中しょうが新生姜

葉しょうがは葉付きで販売されるため、見た目で判断しやすい食材です。新生姜は葉を落とした根の部分だけで販売されることが多く、甘酢漬けやシロップ作りに使いやすいサイズです。

よくある質問

葉しょうがは新生姜ですか?

どちらも若いしょうがですが、収穫方法や販売形態が異なります。葉付きのまま若採りしたものが葉しょうが、根茎を育てて収穫したものが新生姜です。

葉しょうがは生で食べられますか?

はい。葉しょうがは辛みが穏やかでみずみずしいため、生のまま味噌を付けて食べるのが定番です。肉巻きや天ぷらなど加熱料理にもよく合います。

葉しょうがと谷中しょうがは同じですか?

谷中しょうがは葉しょうがの一種として扱われることが多く、地域や販売方法によって呼び方が異なります。詳しくは「葉しょうがと谷中しょうがの違い」で紹介します。

葉しょうがとはじかみ生姜は同じですか?

地域によっては葉しょうがを「はじかみ生姜」と呼ぶことがあります。ただし、「はじかみ」は地域や時代によって別の意味で使われることもあるため、呼び方には違いがあります。

葉しょうがの代わりに新生姜は使えますか?

肉巻きや炒め物では代用できることがありますが、葉しょうが特有のみずみずしさや食感は異なります。また、シロップやジャムなどの保存食には新生姜がおすすめです。

どちらが辛くありませんか?

一般的には葉しょうがの方が辛みは控えめです。生でも食べやすいため、しょうがの辛さが苦手な方にも人気があります。

まとめ

葉しょうがと新生姜は、どちらも若いしょうがですが、収穫方法や食べ方、向いている料理に違いがあります。

  • 葉しょうがは葉付きで若採りしたしょうが
  • 新生姜は若い根茎を収穫したしょうが
  • 葉しょうがは味噌添えや肉巻きなど生食・加熱料理向き
  • 新生姜は甘酢漬け・シロップ・ジャムなど保存食向き
  • 用途に合わせて選ぶことで、それぞれのおいしさを楽しめる

葉しょうがはそのまま味わうおいしさ、新生姜は保存食やアレンジレシピの幅広さが魅力です。ぜひ旬の時期に、それぞれの特徴を生かした料理を楽しんでみてください。

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