手作りジャムの保存方法|保存期間・脱気のやり方・常温保存できる条件を解説

保存・基本(保存瓶の消毒、ジャムの保存・脱気など)

手作りジャムを作ったものの、

  • 常温で保存しても大丈夫?
  • 冷蔵保存した方がいい?
  • 脱気は必要?
  • どれくらい日持ちするの?

と悩む方も多いのではないでしょうか。

ジャムは砂糖を使う保存食ですが、家庭で作る場合は市販品ほど長期間保存できるわけではありません。

また、保存瓶の消毒や脱気を行うかどうかによっても保存期間は変わります。

この記事では、手作りジャムの保存方法や保存期間の目安、脱気のやり方、常温保存できる条件について初心者にも分かりやすく解説します。

手作りジャムは常温保存できる?

結論からいうと、手作りジャムは条件を満たせば常温保存も可能です。

ただし、必ずしも常温保存が推奨されるわけではありません。

家庭で作るジャムは衛生状態や糖度にばらつきがあるため、基本的には冷蔵保存の方が安心です。

常温保存できる条件

  • 糖度が高いジャムである
  • 保存瓶を煮沸消毒している
  • 脱気処理をしている
  • 直射日光の当たらない冷暗所で保存する

これらの条件がそろっていない場合は、冷蔵保存をおすすめします。

開封後は冷蔵保存が基本

脱気したジャムでも、一度開封すると空気や雑菌が入り込みます。

開封後は必ず冷蔵庫で保存し、清潔なスプーンを使って取り分けましょう。

脱気は未開封時の保存性を高めるための方法であり、開封後の保存期間を延ばすものではありません。

開封後は1〜2週間を目安に、できるだけ早めに食べ切ることをおすすめします。

梅ジャムを手作りした場合の保存期間や活用方法については、梅ジャムの作り方でも詳しく紹介しています。

手作りジャムの保存方法比較

手作りジャムの保存期間の目安

手作りジャムの保存期間は、砂糖の量や脱気の有無、保存環境によって変わります。

あくまで目安として、次の表を参考にしてください。

保存方法未開封開封後
常温保存3〜6か月※不可
冷蔵保存2〜4週間1〜2週間
冷凍保存 約3か月 解凍後は冷蔵保存

※煮沸消毒・脱気を行い、冷暗所で保存した場合の目安です。

砂糖を控えめにしたジャムや、脱気していないジャムは保存性が下がります。長く置かず、早めに食べ切りましょう。

保存方法別のおすすめ度

保存方法おすすめ度理由
冷蔵保存家庭で最も安全
冷凍保存長期保存しやすい
常温保存脱気や保存環境が重要

家庭で作るジャムの場合は、常温保存にこだわるよりも冷蔵保存を選んだ方が失敗が少なくなります。

ジャムを保存する前に瓶の消毒をしよう

ジャムの保存期間を延ばすためには、保存瓶の消毒が欠かせません。

どれだけ丁寧にジャムを作っても、保存瓶に雑菌が付着しているとカビや腐敗の原因になります。

煮沸消毒の方法

  • 保存瓶とフタを洗う
  • 大きめの鍋に布巾を敷く
  • 瓶が浸かるまで水を入れる
  • 火にかけて沸騰後10分程度加熱する
  • 清潔な布の上で自然乾燥させる

瓶の内側を布巾で拭くと雑菌が付着する可能性があるため、自然乾燥がおすすめです。

詳しい手順は保存瓶の煮沸消毒方法で詳しく解説しています。

ジャム保存におすすめの保存瓶

ジャム保存には密閉できる広口タイプのガラス保存瓶がおすすめです。私はBallメイソンジャー(480ml)を使用していますが、ジャムの出し入れや洗浄がしやすく、煮沸消毒もしやすいため重宝しています。一般的なジャムなら数回分をまとめて保存できるサイズです。

ボールメイソンジャー ワイドマウス 480ml / Ball Mason Jar Wide Mouth 16oz

ジャムの脱気とは?

脱気とは、瓶の中の空気をできるだけ抜いて真空状態に近づける保存方法です。

ジャムを熱いうちに瓶詰めし、適切に脱気することで雑菌やカビが繁殖しにくくなり、保存期間を延ばすことができます。

市販のジャムでも広く使われている方法で、家庭で作るジャムでも取り入れられています。

脱気をするメリット

  • 保存期間を延ばしやすい
  • カビの発生を抑えやすい
  • ジャムの風味を保ちやすい
  • フタがしっかり密閉される

長期保存を考えている場合は、脱気を行うのがおすすめです。

手作りジャムの脱気方法

家庭で行いやすい脱気方法には、「逆さにする方法」と「湯せんする方法」の2種類があります。

方法① 熱いジャムを瓶に詰めて逆さにする方法

最も手軽な方法です。

手順

  • ジャムを熱いうちに瓶へ詰める
  • フタをしっかり閉める
  • 瓶を逆さまにする
  • そのまま冷ます

ジャムの熱でフタの内側も殺菌され、冷める過程で瓶の中の圧力が下がり脱気されます。

比較的簡単ですが、確実性では次に紹介する湯せん脱気の方が優れています。

方法② 湯せんで脱気する方法

長期保存を目的とする場合はこちらがおすすめです。

手作りジャムの脱気方法

手順

  • 熱いうちにジャムを瓶へ詰める
  • フタを軽く閉める
  • 鍋に布巾を敷いて瓶を並べる
  • 瓶の高さの半分程度までお湯を入れる
  • 10〜15分ほど加熱する
  • 瓶を取り出してしっかりフタを閉める
  • 常温で冷ます

冷める過程で瓶の内部が負圧になり、保存性が高まります。

なお、冷める途中に「ポン」「ペコッ」という音がすることがありますが、音がしなくても脱気が失敗しているとは限りません。

家庭で長期保存する場合は、湯せんによる脱気の方が安心です。

脱気が成功したか確認する方法

脱気が成功したか確認する方法

フタの中央がへこんでいる

最も確実な確認方法です。

冷めた後にフタ中央が少しへこんでいれば、瓶の中が負圧になっている可能性が高く、脱気が成功していると考えられます。

フタを押してもパコパコしない

冷めた後にフタ中央を軽く押してみて、パコパコ動かなければ密閉できている可能性が高いです。

液漏れしていない

ジャムが漏れている場合は密閉できていない可能性があります。

保存前に確認しておきましょう。

ポイント

脱気は未開封時の保存性を高めるための方法です。開封後は脱気の効果はなくなるため、冷蔵保存し早めに食べ切りましょう。

こんなジャムは食べない方がいい

見た目やにおいに異常がある場合は食べるのをやめましょう。

状態食べても大丈夫?
白・緑・黒のカビ× 廃棄
異臭がする× 廃棄
泡が出ている× 廃棄
フタが膨らんでいる× 廃棄
色が少し濃くなった○ 品質変化の可能性

カビが生えている

白・緑・黒などのカビが見られる場合は廃棄してください。

表面だけ取り除いても内部に菌が広がっている可能性があります。

発酵している

  • 泡が出ている
  • アルコールのようなにおいがする
  • フタが膨らんでいる

このような場合は発酵が進んでいる可能性があります。

異臭がする

酸っぱいにおいや腐敗臭がする場合も食べない方が安全です。

梅ジャムの作り方については 梅ジャムの作り方 で詳しく紹介しています。

よくある質問(FAQ)

Q. 脱気しないと保存できませんか?

保存はできますが、保存期間は短くなります。脱気しない場合は冷蔵保存し、できるだけ早めに食べ切りましょう。

Q. 手作りジャムは冷凍できますか?

冷凍保存も可能です。小分けにして保存すると使いやすくなります。

Q. ジャムはジップロックで冷凍できますか?

冷凍可能です。空気を抜いて薄く平らにしておくと解凍しやすくなります。解凍後は冷蔵保存し、再冷凍はおすすめしません。

Q. 砂糖を減らしたジャムでも長期保存できますか?

砂糖を減らしたジャムは保存性が下がります。通常のジャムより早めに消費しましょう。

Q. 脱気したら開封後も長持ちしますか?

いいえ。脱気は未開封時の保存性を高めるための方法です。

一度開封すると空気や雑菌が入り込むため、脱気していても開封後は冷蔵保存し、1〜2週間を目安に食べ切りましょう。

Q. 常温保存と冷蔵保存はどちらがおすすめですか?

家庭で作るジャムの場合は冷蔵保存がおすすめです。

常温保存は脱気や保存環境の影響を受けるため、管理に注意が必要です。

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まとめ

手作りジャムは、保存瓶の消毒や脱気を行うことで保存期間を延ばすことができます。

  • 保存瓶は事前に煮沸消毒する
  • 長期保存するなら脱気を行う
  • 開封後は必ず冷蔵保存する
  • 脱気していても開封後は早めに食べ切る
  • 異臭やカビがある場合は食べない

家庭で作るジャムは市販品より保存性が低いため、無理に長期間保存せず、できるだけ早めにおいしく食べ切りましょう。

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