ジャムを作るとき、「どの砂糖を使えばいいの?」と迷ったことはありませんか。
ジャム作りでは果物と砂糖を煮詰めるだけと思われがちですが、実は砂糖の種類によって味わい・色・香り・仕上がりが変わります。
上白糖、グラニュー糖、きび砂糖、はちみつにはそれぞれ特徴があり、果物との相性も異なります。
この記事では、ジャム作りに使われる代表的な砂糖の違いを比較しながら、果物別のおすすめや選び方のポイントをわかりやすく解説します。
ジャム作りの関連記事
ジャム作りで砂糖が果たす役割
ジャム作りにおいて砂糖は甘味を加えるだけではありません。
- 果物の水分を引き出す
- 保存性を高める
- 果肉をやわらかくする
- ジャムらしいとろみを作る
- 味のバランスを整える
そのため、同じ果物でも使う砂糖によって仕上がりの印象が変わります。
ジャム作りに使う砂糖4種類を比較

| 砂糖 | 甘さ | 色への影響 | コク | おすすめ度 |
|---|---|---|---|---|
| グラニュー糖 | ★★★★☆ | ◎ | ★★☆☆☆ | ★★★★★ |
| 上白糖 | ★★★★★ | ○ | ★★★☆☆ | ★★★★☆ |
| きび砂糖 | ★★★★☆ | △ | ★★★★★ | ★★★★☆ |
| はちみつ | ★★★★★ | △ | ★★★★★ | ★★★☆☆ |
グラニュー糖
ジャム作りの定番ともいえる砂糖です。
クセが少なく、果物本来の香りや色を生かしやすいため、いちごやブルーベリー、柑橘類のジャムによく使われます。
初めてジャムを作る方にもおすすめです。
上白糖
日本の家庭で最も身近な砂糖です。
やさしい甘さとほどよいコクがあり、りんごジャムや梅ジャムとの相性が良いのが特徴です。
きび砂糖
さとうきび由来の風味が残っており、コクのある味わいに仕上がります。
いちじくや柿など、甘みの強い果物との相性が良い砂糖です。
はちみつ
独特の香りとコクを加えられるのが魅力です。
ただし風味が強いため、果物本来の香りを楽しみたい場合は少量使いがおすすめです。
目的別おすすめの砂糖
初めてジャムを作るなら
初めてジャムを作るなら、グラニュー糖がおすすめです。
クセが少なく果物本来の香りや色を生かしやすいため、いちご・ブルーベリー・柑橘類など幅広い果物に使えます。
どの砂糖を選ぶか迷った場合は、まずグラニュー糖を選べば失敗しにくいでしょう。
果物の色をきれいに残したいなら
鮮やかな色合いを楽しみたい場合もグラニュー糖がおすすめです。
色のついていない精製された砂糖のため、いちごジャムの赤色やキウイジャムの緑色、柑橘ジャムの明るい色合いを邪魔しません。
見た目を重視したい方に向いています。
コクのある味わいにしたいなら
深みのある味わいに仕上げたい場合は、きび砂糖がおすすめです。
さとうきび由来の風味が残っているため、いちじくや柿、梅など甘みや香りの強い果物とよく合います。
いつもとは少し違う味わいのジャムを作りたい方にも向いています。
家にある砂糖で手軽に作りたいなら
普段料理に使っている上白糖でもおいしいジャムを作ることができます。
やさしい甘さとほどよいコクがあり、りんごジャムや梅ジャムなどとも相性が良好です。
特別な材料を用意せず、手軽にジャム作りを始めたい方におすすめです。
はちみつの風味を楽しみたいなら
はちみつならではの香りやコクを加えたい場合は、砂糖の一部をはちみつに置き換える方法がおすすめです。
柑橘類やりんごなどと相性が良く、まろやかな味わいに仕上がります。
ただし、はちみつの風味が強く出るため、果物本来の香りを楽しみたい場合は入れすぎに注意しましょう。
果物別おすすめの砂糖

ジャム作りに向いている砂糖は果物によっても異なります。ここでは代表的な果物ごとにおすすめの砂糖を紹介します。
いちごジャム
おすすめ:グラニュー糖
いちごの鮮やかな赤色と甘酸っぱい香りを生かしやすい砂糖です。すっきりとした味わいに仕上がるため、いちご本来のおいしさを楽しめます。
ブルーベリージャム
おすすめ:グラニュー糖
ブルーベリーの濃い紫色や豊かな風味を邪魔しにくく、果実感のあるジャムに仕上がります。
あんずジャム
おすすめ:上白糖
あんず特有の酸味と香りをやさしく包み込み、親しみやすい味わいに仕上げてくれます。
りんごジャム
おすすめ:上白糖
りんごの自然な甘さとよく合い、やさしくまろやかな味わいになります。家庭で作るジャムとの相性も良好です。
いちじくジャム
おすすめ:きび砂糖
いちじくの濃厚な甘みとコクを引き立て、深みのある味わいに仕上がります。
柿ジャム
おすすめ:きび砂糖
やさしい甘さの柿にコクが加わり、どこか懐かしい味わいのジャムになります。
キウイジャム
おすすめ:グラニュー糖
キウイの爽やかな酸味と鮮やかな緑色を生かしやすく、すっきりした仕上がりになります。
ゆずジャム
おすすめ:グラニュー糖
ゆず特有の爽やかな香りを邪魔しにくく、透明感のある味わいに仕上がります。
河内晩柑(美生柑)ジャム
おすすめ:グラニュー糖
河内晩柑ならではの爽やかな香りやほのかな苦味を楽しみたい場合は、クセの少ないグラニュー糖がおすすめです。
梅ジャム
おすすめ:上白糖・きび砂糖
完熟梅の濃厚な香りや酸味と相性が良く、コクのある味わいに仕上がります。さっぱり仕上げたい場合は上白糖、深みを出したい場合はきび砂糖がおすすめです。
ジャム作りで砂糖を使うときの注意点
- 砂糖を減らすと保存期間が短くなる
- はちみつは風味が強く出る
- きび砂糖は色が濃くなりやすい
- 保存は清潔な瓶を使う
ジャムを長持ちさせるためには、砂糖だけでなく保存方法も重要です。
保存方法については手作りジャムの保存方法、瓶の準備については保存瓶の煮沸消毒方法も参考にしてください。
よくある質問(FAQ)
ジャム作りに一番おすすめの砂糖は何ですか?
初めてジャムを作るならグラニュー糖がおすすめです。クセが少なく、果物本来の香りや色を生かしやすいため、いちご・ブルーベリー・柑橘類など幅広い果物に使えます。
ジャム作りにグラニュー糖がよく使われるのはなぜですか?
グラニュー糖はクセが少なく、果物本来の色や香りを生かしやすいためです。透明感のある仕上がりになりやすく、いちごジャムや柑橘ジャムなど幅広いジャム作りに使われています。
ジャムは上白糖とグラニュー糖のどちらで作るのがおすすめですか?
ジャム作りで使う砂糖に迷った場合は、グラニュー糖と上白糖の違いを知っておくことが大切です。
果物本来の風味や色を生かしたい場合はグラニュー糖、コクのあるやさしい甘さに仕上げたい場合は上白糖がおすすめです。どちらでもおいしいジャムを作ることができます。
きび砂糖でもジャムは作れますか?
きび砂糖でもジャムは作れます。コクのある味わいになりますが、仕上がりの色はやや濃くなります。いちじくジャムや柿ジャム、梅ジャムなどと相性が良い砂糖です。
はちみつだけでジャムを作れますか?
作ることはできますが、砂糖のみで作る場合と比べると保存性が下がることがあります。また、はちみつの風味が強く出るため、果物本来の香りを楽しみたい場合は一部を置き換える方法がおすすめです。
砂糖を減らしてジャムを作ることはできますか?
可能ですが、砂糖を減らすと保存期間が短くなります。冷蔵保存を基本とし、早めに食べ切るようにしましょう。
手作りジャムは常温保存できますか?
脱気や瓶詰めを適切に行った場合でも、保存環境によって品質は変化します。開封後は冷蔵保存し、できるだけ早く食べ切るのがおすすめです。
詳しくは手作りジャムの保存方法をご覧ください。
まとめ
ジャム作りに使う砂糖は、甘さを加えるだけでなく、保存性やとろみ、仕上がりの味わいにも大きく影響します。
迷った場合は、果物本来の色や香りを生かしやすいグラニュー糖を選ぶと失敗しにくいでしょう。
- グラニュー糖:色や香りを生かしたいとき
- 上白糖:やさしい甘さとコクを出したいとき
- きび砂糖:深みのある味わいにしたいとき
- はちみつ:香りや風味を楽しみたいとき
果物との相性も考えながら、自分好みのジャム作りを楽しんでみてください。
ジャムを長持ちさせる保存方法については手作りジャムの保存方法、瓶の準備については保存瓶の煮沸消毒方法も参考にしてください。


