甘い香りとみずみずしい果肉が魅力の桃。
そのまま食べてもおいしいですが、たくさん手に入ったときや熟しすぎてしまったときは、ジャムにして保存するのもおすすめです。
桃ジャムは、やさしい甘さと華やかな香りを楽しめる季節の保存食です。
この記事では、桃ジャムの基本レシピ、旬の時期、ジャムに向く品種、冷凍桃を使う方法、保存方法までわかりやすく紹介します。
桃ジャムはどんなときにおすすめ?
桃ジャムは、桃をそのまま食べ切れないときや、少しやわらかくなった桃を活用したいときにぴったりです。
完熟した桃を使うと香りがよく、果肉の甘みを活かしたジャムに仕上がります。
トーストやヨーグルトに合わせるのはもちろん、アイスクリームや炭酸水に加えても楽しめます。
桃の旬はいつ?
桃の旬は品種によって異なりますが、一般的には6月頃から9月頃まで楽しめます。
早い時期には日川白鳳、夏本番にはあかつきや川中島白桃、晩夏には黄金桃などが出回ります。
| 時期 | 主な品種 | 特徴 |
|---|---|---|
| 6月頃 | 日川白鳳 | 早い時期に出回る白桃系の品種 |
| 7月頃 | あかつき | 甘みと酸味のバランスが良い |
| 8月頃 | 川中島白桃 | 果肉がしっかりしていて食べ応えがある |
| 8〜9月頃 | 黄金桃 | 濃厚な甘さと香りが特徴 |
旬の時期は桃が手に入りやすく、ジャム作りにも向いています。
桃ジャムに向く品種
桃ジャムは、白桃でも黄桃でも作れます。
白桃は上品でやさしい甘さに、黄桃は濃厚で香りのある味わいに仕上がりやすいのが特徴です。
| 品種 | 特徴 | ジャム適性 |
|---|---|---|
| あかつき | 甘みと酸味のバランスが良い | ◎ |
| 川中島白桃 | 果肉がしっかりしている | ◎ |
| 黄金桃 | 濃厚な甘さと香りがある | ◎ |
| 清水白桃 | 上品でやわらかな甘さ | ○ |
どの品種でも作れますが、完熟した桃を使うと香り豊かなジャムになります。
白桃と黄桃の違い
桃には白桃と黄桃があり、果肉の色だけでなく、味わいや食感にも違いがあります。
一般的に、白桃はやわらかく上品な甘さ、黄桃は果肉がしっかりしていて濃厚な風味が特徴です。
| 種類 | 特徴 | ジャムにしたとき |
|---|---|---|
| 白桃 | やわらかく、上品な甘さ | やさしい甘さで淡い色に仕上がる |
| 黄桃 | 果肉がしっかりしていて、濃厚な風味 | 色が濃く、香りのあるジャムになりやすい |
今回の桃ジャム記事では、白桃を使ったやさしい味わいのジャムを中心に紹介しています。
黄桃でもジャムは作れますが、仕上がりの色や風味が変わるため、白桃とは別の味わいとして楽しむのがおすすめです。

桃ジャムの材料
まずは、基本の桃ジャムの材料を紹介します。
今回は、桃の皮と種を取り除いた状態で500gを目安にしています。
| 材料 | 分量 |
|---|---|
| 桃 | 500g |
| 砂糖 | 200〜250g |
| レモン汁 | 大さじ1 |
砂糖の量は、桃の甘さや保存したい期間に合わせて調整できます。
甘さ控えめにしたい場合は少なめに、保存性を高めたい場合はやや多めにするとよいでしょう。
ジャム作りに使う砂糖の違いについては、ジャム作りにおすすめの砂糖比較で詳しく紹介しています。
桃ジャムの作り方
桃ジャムは、桃と砂糖、レモン汁を煮詰めるだけで作れます。
果肉感を残したい場合は大きめに、なめらかに仕上げたい場合は小さめに切るのがおすすめです。
① 桃を洗い、皮と種を取り除く
桃をやさしく洗い、皮をむいて種を取り除きます。
皮は入れても作れますが、口当たりをよくしたい場合は取り除くのがおすすめです。
② 食べやすい大きさに切る
桃を1〜2cm角程度に切ります。
果肉感を残したい場合は少し大きめに、なめらかにしたい場合は小さめに切ると仕上がりを調整しやすくなります。
③ 砂糖をまぶして30分ほど置く
鍋に桃と砂糖を入れ、全体に砂糖をまぶします。
30分ほど置くと桃から水分が出て、焦げつきにくくなります。
④ 中火で加熱する
桃から水分が出てきたら、中火にかけます。
焦げつかないように、ときどき木べらで混ぜながら加熱します。
⑤ アクを取りながら煮る
煮立ってくるとアクが出るため、気になる場合は取り除きます。
アクを取ることで、すっきりとした味わいに仕上がります。
⑥ レモン汁を加える
桃がやわらかくなってきたら、レモン汁を加えます。
レモン汁を加えることで、味が引き締まり、色の変化も抑えやすくなります。
⑦ とろみが付いたら完成
好みのとろみになるまで煮詰めたら完成です。
冷めると少し固くなるため、加熱中はややゆるめに感じるくらいで火を止めるとよいでしょう。

冷凍した桃でもジャムは作れる?
食べ切れない桃は冷凍保存してからジャムにすることもできます。
旬の時期にまとめて購入した桃や、少し熟しすぎてしまった桃の活用にもおすすめです。
冷凍桃の保存方法
- 桃を洗って皮と種を取り除く
- 食べやすい大きさに切る
- 保存袋に入れる
- できるだけ空気を抜く
- 冷凍庫で保存する
使うときは半解凍の状態で鍋に入れると扱いやすくなります。

冷凍桃を使うメリット
- 旬の桃を長く楽しめる
- 食べ切れない桃を無駄なく活用できる
- 果肉がやわらかくなりジャムにしやすい
冷凍によって細胞が壊れるため、加熱すると果肉が崩れやすくなり、ジャム作りとの相性も良好です。
冷凍桃を使うときの注意点
- 長期間保存すると風味が落ちることがある
- 解凍しすぎると果汁が流れ出やすい
- 生の桃より食感はやわらかくなる
冷凍桃を使う場合も、基本的な作り方は同じです。

桃ジャム作りのコツ
完熟桃を使う
香り豊かなジャムに仕上げたい場合は、完熟した桃を使うのがおすすめです。
やわらかくなった桃は果汁も多く、ジャムにしやすくなります。
レモン汁を加える
レモン汁には次のような役割があります。
- 味を引き締める
- 色の変化を抑える
- 風味を整える
- 保存性向上につながる
必須ではありませんが、桃ジャムをおいしく仕上げるためにおすすめの材料です。
果肉感を残したい場合
果肉を大きめに切り、煮込み時間を短めにすると果肉感を楽しめます。
なめらかに仕上げたい場合
木べらで果肉をつぶしながら煮ると、なめらかなジャムになります。
桃ジャムにおすすめの砂糖
桃ジャムはさまざまな砂糖で作れますが、それぞれ仕上がりに違いがあります。
グラニュー糖
桃本来の香りや色を活かしやすく、すっきりした味わいに仕上がります。
上白糖
家庭で使いやすい定番の砂糖です。クセが少なく、桃の風味を引き立てます。
きび砂糖
コクのある仕上がりになります。色はやや濃くなりますが、やさしい甘さが楽しめます。
砂糖ごとの違いは、ジャム作りにおすすめの砂糖比較で詳しく解説しています。
桃ジャムの保存方法
手作りジャムは保存方法によって日持ちが変わります。
冷蔵保存
清潔な容器に入れ、冷蔵庫で保存します。
開封後は1〜2週間を目安に食べ切りましょう。
冷凍保存
小分けにして冷凍すると便利です。
保存期間の目安は約1か月です。
長期保存する場合
脱気処理を行うことで保存期間を延ばせます。
詳しい方法は手作りジャムの保存方法をご覧ください。
保存瓶の消毒方法は保存瓶の煮沸消毒方法で詳しく解説しています。
桃ジャムのおすすめの食べ方
桃ジャムは、桃ならではの甘い香りを活かした食べ方がおすすめです。
トースト
焼きたてのトーストに塗ると、桃のやさしい甘さと香りが引き立ちます。
ヨーグルト
プレーンヨーグルトに加えると、桃の甘さと酸味が合わさって爽やかな味わいになります。
アイスクリーム
バニラアイスに添えると、簡単な桃デザートとして楽しめます。
桃ソーダ
桃ジャムを炭酸水で割ると、桃の香りを楽しめる桃ソーダになります。
フルーツティー
紅茶に少量加えると、桃の風味が広がるフルーツティーとして楽しめます。

桃ジャム作りでよくある質問
Q. 桃の皮は入れてもいいですか?
A. 入れても作れますが、口当たりをなめらかにしたい場合は取り除くのがおすすめです。
Q. 桃ジャムが固まらないのはなぜですか?
A. 桃はペクチンが少ないため、他の果物のジャムよりややゆるめに仕上がることがあります。
レモン汁を加えることでまとまりやすくなります。
Q. 冷凍した桃でもジャムは作れますか?
A. 作れます。半解凍の状態で加熱すると扱いやすくなります。
Q. 砂糖を減らしても作れますか?
A. 作れますが、保存性は低下します。冷蔵保存し、早めに食べ切りましょう。
Q. 白桃と黄桃はどちらがジャム向きですか?
A. どちらでも作れます。
白桃は上品な甘さ、黄桃は濃厚な風味を楽しめます。
Q. レモン汁は必要ですか?
A. 必須ではありませんが、風味や色合いを整えやすくなるためおすすめです。
まとめ
桃ジャムは、旬の桃を長く楽しめる人気の保存食です。
- 桃500gに対して砂糖200〜250g、レモン汁大さじ1が目安
- 完熟した桃を使うと香り豊かに仕上がる
- 冷凍した桃でもジャム作りが可能
- グラニュー糖や上白糖など好みの砂糖で作れる
- 冷蔵・冷凍保存にも対応できる
食べ切れない桃や完熟した桃が手に入ったら、ぜひ手作りジャムにして季節のおいしさを楽しんでみてください。


